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2026.10.17

★山県市からの依頼★喫茶店が地域の健康づくりの拠点に!山県市のコミュニティカフェを訪問しました ~運動だけが介護予防じゃない。地域の「集う力」を大切に~(岐阜県山県市)

10月13日(火)、岐阜県山県市葛原にある「コミュニティカフェclassmate(クラスメイト)」を訪問し、地域の皆様と健康づくりのひとときをご一緒させていただきました。今回の活動は、岐阜県が推進する「ぎふモーニングプロジェクト」の一環です。岐阜県が誇る豊かな喫茶店のモーニング文化を活かし、楽しみながら自然と健康づくりにつなげていこうという取り組みです。市町村からの派遣要請に応じてリハビリ専門職が地域に出向く仕組みがあり、今回は山県市からのご依頼を受け、リハの木が担当しました。

今回訪れた葛原地区は、山県市の山間部に位置する自然豊かな地域です。山道を進みながら「本当にこの道で合っているのかな?」と少し心配になるほど、山深い場所にあります。そんな場所にあるのが、「コミュニティカフェclassmate(クラスメイト)」。

当日は、地域にお住まいの高齢者4名の皆様とご一緒しました。皆様とてもお元気で、何より仲が良い!少し身体を動かしながら、おしゃべりを楽しみ、美味しい食事をいただく。体操に費やした時間はそれほど長くありませんでしたが、これでいいんですよね。介護予防というと、どうしても「運動教室を開催する」「筋力をつける」といった取り組みに目が向きがちです。もちろん運動は大切です。しかし、それと同じくらい大切なのが、誰かと会うこと、笑うこと、出かける場所があること。いつもの暮らしの中に、運動がほんの少しのエッセンスとして加わる。そんな健康づくりの形があってもよいのではないでしょうか。

今回、特に感銘を受けたのが、カフェのオーナーである田中様の活動です。田中様は、コミュニティカフェのほか、岐阜県農林漁業体験施設として農泊体験施設「山県古民家ちごのもり」を運営されています。地域への深い思いを持ち、人と人がつながる場所を大切にされている方です。今回の参加者の送迎まで担ってみえるとのこと。高齢化が進む地域では、「集まる場所がある」だけでは十分ではありません。そこへ行くための移動手段や、参加を後押ししてくれる人の存在も欠かせません。

田中様のお話を伺いながら、地域コミュニティを維持するための工夫やご苦労について、たくさんのことを学ばせていただきました。こうした地域の実践者の声は、私たちにとって何よりも貴重な学びです。「運動教室」をつくるだけが介護予防ではありません

今回の訪問を通じて、改めて感じたことがあります。それは、新しい介護予防の場をつくることだけでなく、地域にある大切な居場所を活かすという視点です。例えば、喫茶店でのおしゃべりに少しだけ健康体操を加える。地域の散歩や旅行に、歩き方や転倒予防の知識を組み合わせる。日々の仕事や入浴など、普段の暮らしの中に健康づくりの工夫を取り入れる。介護予防を特別な活動として切り離すのではなく、暮らしの中に自然と組み込んでいくことが大切だと考えています。

特に中山間地域では、人口や交通手段などの制約から、大規模な介護予防教室の開催が難しい場合もあります。だからこそ、少人数でも気軽に集まれる場所や、地域の人々が築いてきたつながりに目を向けることが重要です。今回のような小さなコミュニティも、地域の健康づくりを支える大切な社会資源です。

リハの木は、地域の皆様に運動を伝えることだけを仕事にしているわけではありません。地域の実情を知り、そこに暮らす人々の思いや活動を大切にしながら、専門職として何ができるかを考えています。時には大勢が集まる介護予防講演で、時には今回のような山あいの小さな喫茶店で。活動の規模や形は違っても、目指すところは同じです。住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく暮らし続けられること。今回のように、地域の大切な居場所とリハビリ専門職の知識を組み合わせることで、健康づくりの可能性はさらに広がると感じています。

自治体の皆様、地域の喫茶店やコミュニティスペースを運営されている皆様。「うちの地域でも、こんなことができないかな?」そんなご相談がありましたら、ぜひリハの木にお声かけください。地域の皆様と一緒に、その土地に合った健康づくりを考えていきたいと思います。

最後になりましたが、温かく迎えてくださった田中様、参加者の皆様、そして今回の機会をいただいた山県市・県高齢福祉課の関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

詳しくはいつでもお気軽にご連絡ください
リハの木→090-1562-1130